僕の唄君の声
「ふーん。面倒臭ェな」
「えぇそりゃあもう」
「まあ俺がモテるのは知ってる。」
「あーそーですかー」
「いや自慢とかじゃねェからな。部活が毎日あれじゃあ察しねェ方が難しいだろ。」
「あーあのワーキャー叫んでいた子達…」
「そうそう。あれ結構邪魔なんだよな」
「そうなんですか嬉しいもんじゃないんですかあれって」
「嬉しいやつもいるらしいぜ」
「へェ〜」
「―…。」
「―…。」
キーンコーン―…
「「えっ!?」」
「えじゃないわよ。アンタら喋りすぎ」
「玲があんな漫才会話出来るなんてなー」
突然、チャイムが鳴り驚いてみれば榊下とタイミングが合ってしまい、揚げ句の果てには華己から会話数の多いことを指摘された。
奏輔は奏輔で榊下のことをニヤニヤしながらフムフムとかなんとか言っていた。怪しい。
まあ別にそんなことはいいんだ。
もっと大事なことがあるからさ。
「「昼ご飯んんんん!」」
またハモったあはは。
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