僕の唄君の声


ガチャ

「ただいまー」


玄関を開け、無意識に毎日出る言葉を発しながら靴を脱ぐ。


「おかえりー」という遠くから聞こえる声を少し気にしながらも自室に向かう。



制服を脱ぎ、クローゼットにかける。部屋着に着替え、携帯を意味もなく見る。夕飯の支度を手伝いにダイニングへ。








全部が一緒。平凡だ。代わり映えのしない、毎日。刺激のない毎日程、楽なものはない。














いつまでも続くと思ってた。



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