ささやかすぎる贈り物~重なる想い~

後書き(補足&作者の言い訳含む)

電撃LLのお題『ささやかすぎる贈り物』は、珍しく自分にとてもマッチして、良い感じの話が作れました。
まぁ、落選したので所詮はそのレベルなのですが……。

今作品では、珍しく構成を綿密に考えました。
シーンは2つで、序破急。
笑わせてしゅんとさせて、なごませる……なんて、上手く行っていたら良いのですが。
和歌を活用するというのも一つのしかけでした。

詠み人は西行法師様で、意味は「どーせ死ぬなら、大好きな桜の花の下で死にたいな☆」です。
死地に赴く男子にピッタリだなぁと。
桜と桜子をかけて告白なんてキザだけど、この時代だからこそって感じじゃないでしょうか。

あと一作の中に、幾つの贈り物(幸せ)を混ぜ込めるかなーというチャレンジも、こっそり行ってみました。
絵、手紙、無事に戻ってきてくれたこと(もしくはそっくりさんと結婚……? この辺も読者様のご想像におまかせ)、その後の幸せな家庭、最後に孫たちが見せようとしてくれた夢……と、蛙も忘れずにw
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