恋色想い





ヤバイ!!
ほんとに遅刻した!!




私は今、腕時計を見ながら絶望感に浸っている。
電車の時間、見間違えてた!!




今日は待ちに待った記念すべき初デートの日。
…なのに、電車の時刻を見間違えてしまったんだ。



せっかく綺麗に巻いた髪も、走ったせいでメチャクチャだ。


それに…、
遅刻だなんて、だらしない女の子だって思われたかも…。




そう思うと、全力疾走しながらも絶望感に浸らずにはいられなかった。






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