恋色想い




はぁ…
夜、ベランダから星を見上げながら、私はため息をついた。





…颯は、釉梨さんが好き。
釉梨さんも、颯が好き。




きっと、私がいなければ、二人はまたもとのように笑いあえる。
…私が、二人の邪魔をしている。





はぁ…
今日何度目か分からないため息をついた、その時…







< 170 / 230 >

この作品をシェア

pagetop