恋色想い






「あ〜いいな彼氏。私もあんな彼氏欲しい〜!」


帰り道、春菜がカバンをぶんぶん振りながら呟く。





「だよね。颯君って見かけけっこう今風なのに、芯があるってゆーか…しっかりしてるよね。」


あたしが言うと、春菜はおもいっきり頷いた。

「そこがいいよね!」






「颯君になら、碧衣を安心して任せられるね。」







「あ〜女二人のクリスマスイブも終わりじゃん!」


あたしが叫ぶと、春菜は大げさにため息をつく。




「来年はみんな彼氏と過ごせるように頑張ろうね愛美!!」



暑苦しく肩を組んできた春菜にテキトーに相づちをうって、あたしは流した。





「きーてないでしょ愛美!」

「分かったって。てか暑苦しいんだけど。」


「愛美〜っ!!」







なにはともあれ、

Mery Crithmas☆





─END─



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