恋色想い





『まもなく電車が到着します。黄色い線の内側でお待ちください…』





機械的なアナウンスが駅に響き渡る。






私はホームの向こうに見える、ビルの隙間に広がる夕焼けをぼんやりと眺めていた。






きょうもやっと終わった…
数学の宿題早めにやんないと終わんないなぁー…
あ、英語の提出もあるじゃん…





…って感じて、私はぼんやりととりとめのないことを考えていた。






< 23 / 230 >

この作品をシェア

pagetop