恋色想い





…で、現在に至る。




昔から、地味なわけでも目立つわけでもないのに、よくいじめられた。




『いじめ』とは、少し違うかもしれない。

ちゃんと友達はいたし、私の味方になってくれる人もいた。





だけど、勝手に敵対視されて、よくモノを隠されたりした。


私自身はそんなに傷付かなかったと思う。






だけど、そのせいか、人の目を気にしてしまう。
一瞬にして、人と人とのアイコンタクトが分かる。
少しの顔の歪みも見逃さない。





…そんな自分が、しょっちゅう嫌になる。






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