たた・・・君を。
「おっ。T高の人がここに何の用???」

タケは鋭い目で海を睨んだ。ヤバっ。怒らせないでね。

「海、もういいから帰ってくんない?いい加減しつこい」

マジで帰って。タケがキレたらどーすんだよ。

「何??もしかしてくみの彼氏??」

「…だったらどうなんだよ」

タケが重い口を開いた。やっばー。

「俺が奪ってやるよ」

そういうと海はあたしの肩に手を伸ばすと、自分の方へと引き寄せた。

「!!っ」
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