たた・・・君を。
バイクでくみを連れて公園のベンチに腰をかける。

くみは、俺がくみのことを好きだってことに気付いていないみたいだ。

「会いたかったから」って素直に言ってもくみは顔色一つ変えなかった。

「くみに何かあったら俺…」

ホントは、本当は…くみに何かあったら、俺はいてもたってもいられない。

って、言いたかったけど、言葉につまり、城嶋さんのせいにした。

はぁー。

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