たた・・・君を。
「………城嶋さんなんだって??」
タケがソファで横になっていた体を起こして言う。
「なんでもないよ。ただ…顔だせだってさ」
「………ふーん。城嶋さん、元気そうでよかたったね」
口ではそういってるものの、タケは他人事のように言った。
「うん……タケさ、あたしといる時くらい、そのバンダナとフード、外したら??暑くないの??」
タケは前身黒の服を着ていて顔をいつも隠している。メンバーのみんなには、顔をみられ
たくないらしい…
「…………そうだな」
そういうと、タケは付けているものを外した。
「あぁ~暑かった」
銀色の髪を立たせ、目は切れ長で鋭い目をしている。青い目は髪の色と似合っている。
鼻筋も通っていて、不良には見えない。
かっこいいのに、なぜか隠す。
「タケ…背のびた???」
「…?あぁ…うん。天井に当たって、いてーんだけど」
こんだけかっこいいのに、喧嘩ではタケが一番強い。
だから、メンバーのみんなはタケを崇拝している。
そんなタケは、唯一あたしとだけ会話をする。
だから、私はスカルのリーダーに選ばれた。