永遠の約束。
 
昼休み。

結局メロンパンを買ってもらえなかった僕は
ため息をつきながらお弁当をつつく。


「…さっきから携帯かまってるけど
ゲームしてるの?」


昼休みが始まってから
美音は左手に携帯
右手に箸の状態。


「んー?サイト」

「サイト?」


「そう。コミュニティーサイトってやつ?
無料でゲームできるし、他の県の人たちとサイト内でメールできるの♪
凛ちゃんもやる?」





「いいよ僕は;」

「面白いよー?いいのー?」


見せびらかすようにチラチラと画面を見せてくる美音に、一瞬たじろぐ僕。







「…まぁ、無料だし。
やろっかな…」

「ほんと?
じゃあ招待メール送るね」

まぁいっか。
美音嬉しそうだし。
それに暇つぶしになるなら
もってこいだしね。



「はいっ、送ったよ!
下のURLからきてね」

「んー」


カチカチとカーソルを動かし、URLをクリックする。


「えっとまずは…」

美音に教えてもらいながら、プロフィール設定をすると次にアバターを決めた。


「なんでもいいから、美音やってよ。」

「いいの?♪じゃあかして」







「…よし、できた!」

しばらくしてアバターが完成し、画面をのぞくと―…



「は!?」
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