タテマエなんて、イラナイ――。
それから1月が経ち、私と玲音くんは初めて1つになった。
それから段々と月日が経過し、私と玲音くんが付き合い出してから1年が経とうとしていた。
その頃位から、玲音くんと奈実の様子がおかしくなった。
変だな?と思いながらも、気にしていなかった。
ある日帰宅道を帰っていると、玲音くんと奈実が居た。
私は声をかけようとしたが、寸前で止めた。
そこにはキスをしている2人がいたから……。
私は目の前の光景に放心状態だった。
まさか親友に裏切られたなんて思いたくなかった。
でも2人のさっきの光景を思い出し、現実を突きつけられた。
それから私は不登校がちになった。
ある日心配した奈実が私の様子を見に家にやって来た。
「どうしたの、瑠奈?玲音も心配してたわよ」
“玲音”と呼び捨てしてる事に腹がたった。
前までは“玲音くん”と呼んでいたのに。
そして同時に失望感を感じた。
もう終わりなんだと――…。
私は奈実に玲音くんとキスしている所を見たっと話した。
当然の様に驚いた表情をしていた。
そして私達は縁を切った。
玲音くんにも別れようとメールした。
すると返信が返ってきた。
“奈実から聞いた……。”
“分かった。”
“ごめんね。”
この3文がメールには綴ってあった。
私はその夜、1人泣き続けた。