姫密桜
そして、脳裏に浮かぶ
槇の姿を掻き消すように

さっき読んでいた漫画の
あらすじを思い出したり

この後、
楽しみにしているドラマ
の、これからの展開を
予測したりする事に私は
集中した。

私の髪を濡らす

シャワー

音・・・

足元を、流れる泡

甘いシャンプーの
香りに包まれる。
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