姫密桜
櫂ちゃんは言う。

「ちゃんと
 食べなきゃ駄目だよ」

「はい」

二人に心配されて彼女は
とても嬉しい表情になる

そして、綺麗な微笑みを
浮かべた。

私は、彼女にかける言葉
が見当たらず

黙っていた・・・

私は、彼女がお弁当を
残していた事にも
気づけなかった・・・
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