姫密桜

止められない

繰り返される

いつもの日常・・・

相変わらず、私と槇は
一緒に、学校へ登校し
お昼時間も、一緒に過す

さすがに、帰りは別々
だけれど、途中で逢えば
必ず、一緒に帰る。

ただ、ひとつだけ

違う事がある。

それは・・・

お昼休み、お弁当箱を
持って、いつものように
屋上へ向かう私と和歌子
は、階段を駆け上る。

「サクラが、ナチ君と
 話込んでるから
 大分、遅れちゃったよ
 
 マキさん達、お弁当
 食べ終わってるかも」

「本当だね
 ナチの話
 長いんだもん・・・」
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