姫密桜
「友達、皆でね
 出し合ってプレゼント
 してくれたの」

「そう
 大切にしなきゃね」

それから、少し遅れて
帰宅した槇にも私は
ネックレスを見せた。

「良かったな・・・」

ネックレスを見た
槇の顔色が変わる・・・

「ナチがね
 首に付けてくれたの」

「・・・そうか」

槇は、そのまま
いつものように、自分の
部屋へ向かう。

私は、槇の後をぴったり
と付いていくのだった。

お目当ては、ただひとつ
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