姫密桜
知らせた瞬間・・・

「サクラ、俺は
 アズサと付き合う事を
 決めたんだ」

『お願い
 彼女だけは、やめて』

「お前の願いに答える事
 できない・・・」

大切な日に、一緒に
居たいと

思ってもらえたのは
彼女・・・

『アズサ』

「・・・分かった」

私は、槇に着せて
もらったブレザーを
脱いで

彼に、投げつけた。

「サクラ?」

そして、私は走る・・・
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