姫密桜
私は

愛の言葉を囁いた。

「マキ、愛してる
 
 貴方を
 誰にも渡したくない

 お願い・・マキ
 
 私を愛して」

「お前を愛してる
 
 俺、熱で変・・・
 
 いつもなら
 恥ずかしくて
 とても、言えない」

貴方は、あの微笑を
私にくれる。

少年と大人の狭間を
行ったり、来たり
表情が変わる貴方を

ずっと、一番近くで
見つめていたい。
< 243 / 675 >

この作品をシェア

pagetop