姫密桜
開いたままの
槇の部屋のドア。
私は、こっそり
眠る槇を見つめる。
我が家は、風邪を
引いた時
部屋のドアを
開けたままにする。
幼い頃から、部屋を
一つずつ、与えて
もらっている、私達。
誰が一番最初に
言い出したのか
母がすぐに
様子が見れて
声が聞こえるように
そうしたのか
分からないけど
それが
あたり前の光景。
「マキ
寝てるのか?」
「カイちゃん
おかえりなさい」
槇の部屋のドア。
私は、こっそり
眠る槇を見つめる。
我が家は、風邪を
引いた時
部屋のドアを
開けたままにする。
幼い頃から、部屋を
一つずつ、与えて
もらっている、私達。
誰が一番最初に
言い出したのか
母がすぐに
様子が見れて
声が聞こえるように
そうしたのか
分からないけど
それが
あたり前の光景。
「マキ
寝てるのか?」
「カイちゃん
おかえりなさい」