姫密桜
私の隣で、槇の様子
を覗く櫂ちゃん。
「マキの奴
誕生日に熱出した事
前にもあったよな?」
「そうだった?」
「ああ
お前ら、小さい頃
こっそり、枕を持って
お互いの部屋を行き来
してただろう?
憶えてないか?」
「ああ、幼稚園の頃
・・・確か
マキの誕生日の週に
私が熱を出して眠って
いたら、マキが来て
一緒に眠ったの
そしたら・・・」
「マキに、サクラの風邪
がうつって、誕生日に
マキは熱を出して
お前が、泣いて
謝ってたっけ」
『ごめんね、マキ』
『サクラは
わるくない』
そんな事、あったね
遠い、遠い昔の話。
を覗く櫂ちゃん。
「マキの奴
誕生日に熱出した事
前にもあったよな?」
「そうだった?」
「ああ
お前ら、小さい頃
こっそり、枕を持って
お互いの部屋を行き来
してただろう?
憶えてないか?」
「ああ、幼稚園の頃
・・・確か
マキの誕生日の週に
私が熱を出して眠って
いたら、マキが来て
一緒に眠ったの
そしたら・・・」
「マキに、サクラの風邪
がうつって、誕生日に
マキは熱を出して
お前が、泣いて
謝ってたっけ」
『ごめんね、マキ』
『サクラは
わるくない』
そんな事、あったね
遠い、遠い昔の話。