姫密桜
私は、自分自身が
思うよりも

もっと、もっと

とんでもない事を
しているのかもしれない

築き上げてきた家族の
絆、時間の全てが
壊れる程に・・・

槇との過去が

崩れていく

・・・かもしれない。

「サクラ
 顔が青いぞ

 お前も風邪かぁ?」

櫂ちゃんの手が
私の額に触れる。

槇との事

知られたくない・・・

私は
そう、思ってしまった
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