姫密桜
私は、貴方の全てに

嵌まっていく。

「サクラ、怖い?」

「・・・ううん」

本当は

怖くて、怖くて

堪らない。

私は、いったい
どうなるの?

いったい、この先に
何があるの?

とろける程に甘い

抱擁の後に

痺れる痛み・・・

そして、初めて知る

快楽の中

私は、角砂糖のように
貴方に溶けていく。
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