姫密桜
私達は、滑り台だけが
置かれている小さな公園で
朝ご飯・・・
おにぎりを食べる。

「マキ、美味しい?」

「ああ

 母さんに悪い事したな
 朝飯・・・」

「そうだね・・・」

私は、とり五目おにぎりを
食べながら辺りを見渡す。

「こんなところに
 公園があったんだぁ

 知らなかったね」

「ああ」

お腹が満たされた貴方は
包み紙を、買い物袋に捨て
ペットボトルの蓋を開けて
ジュースをゴクゴクと飲む。

そして、唇を手の甲で拭う。
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