姫密桜
「・・・
 サクラの想いは届かない
 
 サクラを悲しませたくない
 
 大切な、俺の妹」

「アニキ?

 もしかして・・・」

貴方も、桜の事を好きなのか?

「マキ、勘違いすんなよ
 俺の好きは、愛とは違う
 
 でも、これだけは言える
 
 俺がお前の立場だったら
 例え、高校生のガキだったと
 しても、この家を飛び出して
 サクラが傷つく事の無いよう 
 に、ずっと傍に居てやる

 親やお前の気持ちよりも
 サクラの想いを優先させる」

可愛い妹を、絶対に

傷つけたりしない。
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