姫密桜
愛する人の

あんなにも、悲しい瞳を

わたしは、見たかった
訳じゃない・・・

見たくない・・・

「満足か?」

「そんな訳・・・ない」

梓は、振り返り

登校して来た道を走って
戻って行く。

槇・・・ごめんね

逃げてばかりで

ごめんなさい
< 457 / 675 >

この作品をシェア

pagetop