姫密桜
母と、梓さんのお父さんが
幼馴染だったなんて・・・

二人は知り合い?

二人の関係が、私
とっても気になる。

「サクラ、帰ろう」

「うん」

槇の手が私の手に触れる。

母の事が気になるけれど
私達は、母に言われた
とおり、家へと戻って行く。

手を繋ぎ、帰って行く二人の
姿を見つめる千草は言う。

「驚かせないで・・・
 
 エイジさん
 どうして、ここが・・・」

「もうずっと以前から
 君の居場所は知っていたさ
 
 どうしても、娘の顔を一目
 見たくて、君には悪いが
 調べさせてもらったよ」
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