姫密桜
「靴
 履き替えないの?」

男子の声・・・

「あっ、ごめん
 邪魔してるよね」

私は、咄嗟に
その場所から離れた。

「いや、大丈夫
 ・・・・・・
 それよりそこ
 靴で、上がっちゃ
 駄目でしょう」

彼は、指差す。

靴のままで床の上に立つ
私は、慌てて降りる。
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