姫密桜
「・・・
 彼女、オリグチさんが現れて
 マキを恋する瞳で見つめるの

 彼女の全てが、言うの
 マキを愛してるって

 私が隠している胸の想いを
 彼女は隠すことなく
 マキに・・・
 
 苦しくてたまらなかった

 どうして、私はマキに
 言っちゃいけないの・・・

 どうしてなの・・・?

 マキが、彼女を選んだ時
 私の心は、もう限界・・」

「そしてマキは、サクラの
 自分への熱い想いを知り
 その結果、アズサさんでは
 なく、サクラを選んだ

 一度は、マキに振り向いて
 もらえていたはずの彼女
 アズサさんは憤りを覚え
 この家に電話をかけてきたり
 二人の関係を言いふらしたり
  
 歪み、壊れた愛情を
 ぶつけて来た・・・」
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