姫密桜
槇は、お昼休みを教室で過ごす
『お昼休み
彼女、オリグチさんには
会わないで・・・
彼女の言葉に、絶対に
耳を傾けないで』
『彼女の声を・・・
お願い
聞かないで』
俺は、桜と交わした約束を守る
屋上に、たった一人きり
梓は、一口も食べずに
お弁当の蓋を閉じた。
その手に落ちる、涙・・・
槇の愛を得たくて、自分が
今までにしてきた出来事を
思い出すと苦しい。
残酷で、意地悪な
壊れた私。
『お昼休み
彼女、オリグチさんには
会わないで・・・
彼女の言葉に、絶対に
耳を傾けないで』
『彼女の声を・・・
お願い
聞かないで』
俺は、桜と交わした約束を守る
屋上に、たった一人きり
梓は、一口も食べずに
お弁当の蓋を閉じた。
その手に落ちる、涙・・・
槇の愛を得たくて、自分が
今までにしてきた出来事を
思い出すと苦しい。
残酷で、意地悪な
壊れた私。