姫密桜
「ううん、あの時のマキは
 貴女の事を妹だなんて
 思ってなかったよ
 
 私がやきもちを妬くぐらい
 マキは貴女に惹かれた
 
 マキが貴女を好きになる

 そう感じた私は、それまで
 抑えて生きてきた
 マキへの気持ちを抑えられ
 なくなった」

『私の血が彼女に
 負けたくないと騒ぐ・・・
 
 彼女が槇を見つめる
 視線に心が騒ぐ・・・』

「でも、マキの中には
 貴女への愛が存在してた
 
 その気持ちを知った私は
 マキに言ったの・・・」

『マキ・・・
 彼女との未来に
 何があるの?
 
 その愛は
 祝福されるの?
 
 きっと、無理・・・』
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