姫密桜
「うん、でも
 ナチがそう言うなら一秒でも
 早く、言った方がいいよね?
 
 でも電話では、さすがに
 無理だよ
 
 マキには、今夜、話すよ」

「ああ、その方がいい
 
 よくは分かんねえけど
 何か、胸騒ぎがする
 
 お前のアニキ、もてるから
 女ができるとか・・・?」

那智の言葉に、不安な私。

「ナチ
 
 やっぱり、私達
 うまくいかないのかな?」
 
「俺にも今回は何とも言えない
 アニキがお前の事を好きな
 気持ちは、以前と代わらない
 そう、思うけど・・・
 
 もしかしたらって、場合も
 考えられる」
< 630 / 675 >

この作品をシェア

pagetop