姫密桜
久しぶりの楽しい

家族の時間なのに・・・


ポタポタ

零れ落ちる涙・・・


「サクラ、どうした?」


槇の、優しい声。


大好きな、低い声。


大好きな、マキ・・・


「マキ・・・ごめん

 残しちゃって 
 
 ごめんなさい」

お皿に残った、ハンバーグ。

食べられないのは、恋煩い。

この胸が、苦しい。
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