姫密桜
嘘・・・
私は、開いているドア
槇の部屋を見つめた。
きれいな部屋。
私と櫂ちゃんが誕生日に
プレゼントした時計が確か
ここにあったはずなのにない。
「サクラ、何でもいい
早く着替えろ
マキのところへ俺が
連れて行ってやる」
動けない、私・・・
ううん
動けないんじゃない
動かない、私。
槇が、どこにもいない。
潤む瞳
「サクラ、早く・・・」
「もう、いい」
私は、開いているドア
槇の部屋を見つめた。
きれいな部屋。
私と櫂ちゃんが誕生日に
プレゼントした時計が確か
ここにあったはずなのにない。
「サクラ、何でもいい
早く着替えろ
マキのところへ俺が
連れて行ってやる」
動けない、私・・・
ううん
動けないんじゃない
動かない、私。
槇が、どこにもいない。
潤む瞳
「サクラ、早く・・・」
「もう、いい」