姫密桜
「いい加減にしろよ
マキは
お前の為に・・・」
私の目の前、櫂ちゃんは
手紙を広げて見せた。
『桜へ・・・』
私は、その手紙を見つめ
瞳に飛び込んでくる槇の
想いを知る。
『俺の存在がお前を
苦しめる・・・』
ううん、違う
そんなことないよ。
『お前の涙を見るのは
正直、辛い・・・』
槇、ごめん・・・
『桜、どうか俺がいなくなった
事を、自分のせいだと
嘆かないでくれ
本当は、俺が弱いだけ・・・
お前の傍に要ることが
辛いだけ・・・
俺は、お前から逃げただけだ
お前のせいじゃないさ』
マキは
お前の為に・・・」
私の目の前、櫂ちゃんは
手紙を広げて見せた。
『桜へ・・・』
私は、その手紙を見つめ
瞳に飛び込んでくる槇の
想いを知る。
『俺の存在がお前を
苦しめる・・・』
ううん、違う
そんなことないよ。
『お前の涙を見るのは
正直、辛い・・・』
槇、ごめん・・・
『桜、どうか俺がいなくなった
事を、自分のせいだと
嘆かないでくれ
本当は、俺が弱いだけ・・・
お前の傍に要ることが
辛いだけ・・・
俺は、お前から逃げただけだ
お前のせいじゃないさ』