姫密桜
立ち上げる槇は
彼女の元へ歩いて行く。

私が見つめる瞳の奥

槇は、彼女の前で
立ち止まり

その場に
しゃがみ込んで

彼女の瞳を見つめながら
声をかけた。

槇が、あんなに行動力の
ある人だなんて・・・

知らなかった。

彼女と槇は二言、三言
何かを話している。

ここからじゃ

聞こえない。

胸騒ぎがする・・・
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