拾遺詩集 キマイラに捧ぐ

忘却は嘘



『忘却は嘘』

友情の中の赤い火を忘れまい
恨みにも似ているくらい
忘却は嘘
そのエロスは
肉体を忘れている
血はない
体液は幻
ただ夢の中で顔のない君が
僕に語りかける声
君を泣かせたい

君を揺り起こしたい









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