リアルに恋して
箱の中のプリンセス
ママと 2人になりたての頃 ママは週に3度ほど 夜勤で居なかった
ママはパパと結婚する時 おじいちゃまやらおばあちゃまに反対され 勘当されて結婚したから 離婚した当初 アタシはまだ 小さかったけど 預ける所が無かった
いつも さゆごめんね さゆごめんね を繰り返して 仕事に行く…
だから ママの気持ちが痛いほど 感じられて アタシは淋しいと 言えなくなってしまった
でも アタシ 案外 平気だった
だって ママは待ってると 帰って来る
ただ…
アタシは 雷が大嫌いだ
雷雨の1人の夜は
それが 収まるまで テーブルの下に 宝物抱えて 雷が消えるまで 潜ったものだ…
そこが 一番安全な場所だと アタシは確信してたから
そんな時は シンデレラを1ページ 1ページゆっくり めくりながら 雷に負けないくらいの 大きな声で ゆっくり絵本を読むんだ
あの時 アタシもいつか アタシの王子サマが迎えに来て 雷なんて 聞こえもしない 稲光なんて わかりもしない お城に連れて行ってくれるんだって 信じてた
ママはパパと結婚する時 おじいちゃまやらおばあちゃまに反対され 勘当されて結婚したから 離婚した当初 アタシはまだ 小さかったけど 預ける所が無かった
いつも さゆごめんね さゆごめんね を繰り返して 仕事に行く…
だから ママの気持ちが痛いほど 感じられて アタシは淋しいと 言えなくなってしまった
でも アタシ 案外 平気だった
だって ママは待ってると 帰って来る
ただ…
アタシは 雷が大嫌いだ
雷雨の1人の夜は
それが 収まるまで テーブルの下に 宝物抱えて 雷が消えるまで 潜ったものだ…
そこが 一番安全な場所だと アタシは確信してたから
そんな時は シンデレラを1ページ 1ページゆっくり めくりながら 雷に負けないくらいの 大きな声で ゆっくり絵本を読むんだ
あの時 アタシもいつか アタシの王子サマが迎えに来て 雷なんて 聞こえもしない 稲光なんて わかりもしない お城に連れて行ってくれるんだって 信じてた