先輩の背中
よくわかんなくて、首を傾げてみる。
まあそれで分かるわけないから、先輩が来るまでに髪の毛を可愛くしとこうかなあ、って思って鏡を開く。
今は卒業式の練習の後だから、二つで結んであるから、ほどこうとする。
すると鏡に先輩の顔が映った。
ビクッとすると後ろから先輩に頬をつままれた。
「陽先輩!」
「悪い悪い。南また怒られてたんだな」
そう言って笑われた。
誰のせいだよ、って思っても口には出さない。
まあ先輩だしね♪