先輩の背中
卒業式まで陽介と南ちゃんと少し距離を置いた。
南ちゃんと廊下であって、向こうが声かけてきても軽く交わすだけ。
ごめんな、
心の中でそうゆうことしかできない。
「陽介、今まで避けてて悪かった。
俺、告白はしない」
「何で?」
「考えたんだ。
俺はお前のために告白しないんじゃなくて、南ちゃんのために告白しないんだ」
「意味わかんねー」
「わかんなくていいんだよ!
じゃあまた後でな、今から告ってこい!!」
これでよかったんだよな…?