先輩の背中
赤くなる頬を手で隠しながら、目で返事をすれば、そのまま歩いていった。
振り返って見てると寝癖を発見。
今日は寝坊したんだなーって思うと、なんだか笑えてきた。
思わず少し笑うと、近くに立っていた先生に、頭を軽く叩かれた。
「いたっっ。髪の毛崩れるから叩かないで」
「馬鹿か。この後ちょっと残っとけ」
ラッキー。
先輩に、待ってろ、って言われてたからちょうどいいじゃん♪
怒られるのは嫌だけど、まあ口実できてちょうどいい。