神様のかんちがい
「…秋本が?!何か意外…」
「そう?」
「だって、Bizzって大人っぽくない?」
「…それって秋本が子供っぽいってこと?」
「そーゆーこと!!」
「…ふぅん」
それから午前の授業は何とか終わった。
そして今は体操服に着替え中。
「暑い…」
「めっちゃ蒸し暑い!!!!」
4月だっていうのにもう暑い。
「今日って何すんの?」
「…バレーボールじゃないっけ?
球技大会に向けての」
そう、うちの学校は毎年6月に
球技大会がある。
男女混合、種目はバレーボール。
「それじゃあ、今からチーム
決めるぞ!!!!」
先生はそう言ってチームを決め出した。
「じゃあ…バレーボール部!!!
ほら、丁度4人いるからそれぞれ別れて」
あたしは何も部活に入ってないから
多分最後に決められるだろう。
「で…永沢は駒野たちのチームに入れ!」
「はい……」
「あ、愛海ちゃん!!同じチームだ!!!!」
「あ、奈央ちゃん同じ?やった!!!!」
なんとか無事、友達と同じチームになれた。
「でも、怜奈ちゃんとは離れちゃったね」
「…しょうがないよ」
「永沢さん!!」
「ん??…って、えええぇ!!?!?!」
あき、あき、秋本!!!?!?
「同じだね、チーム!!」
「えっと…だ、だね!!!」