俺様な彼氏
すれ違い Ⅰ
今日は夏休みが明けて初日…つまり二学期の始まりの日。
重たい気持ちのまま、学校に向かう。
行きたくないせいか足取りがかなり重たい…。
遅刻ギリギリで教室に着いた。
ガラガラ…
力無くドアを開ける。
よそ見をせず、一直線に自分の席へ向かった。
座った瞬間…後ろから抱き着かれた。
「!?!?!?!?!?」
驚きすぎて声になっていない。
フワッと漂う香り。
あ…この香り…
「ゆ…雪斗ぉ…??」
間違ってたらいけないので振り返らずに恐る恐る尋ねてみる。
鼻孔をくすぐる香り…。
「当たり☆ よく分かったな〜、俺だって?」
耳元でわざとらしく囁いてくる雪斗。
その声は低くて甘くて…心地好いものだった。
「ぁはは、分かるよ♪ 香水の香りで。 それに…公園で…包まれた香りだしね」
そう言うと抱きしめられていた腕の力が強くなった気がした。
なんか今日の雪斗…可愛いかも☆
自然と綻ぶ顔。
思わずクスクスと笑った。
そうしたら案の定…
「笑うなよー…」
って拗ね気味に言われた。
重たい気持ちのまま、学校に向かう。
行きたくないせいか足取りがかなり重たい…。
遅刻ギリギリで教室に着いた。
ガラガラ…
力無くドアを開ける。
よそ見をせず、一直線に自分の席へ向かった。
座った瞬間…後ろから抱き着かれた。
「!?!?!?!?!?」
驚きすぎて声になっていない。
フワッと漂う香り。
あ…この香り…
「ゆ…雪斗ぉ…??」
間違ってたらいけないので振り返らずに恐る恐る尋ねてみる。
鼻孔をくすぐる香り…。
「当たり☆ よく分かったな〜、俺だって?」
耳元でわざとらしく囁いてくる雪斗。
その声は低くて甘くて…心地好いものだった。
「ぁはは、分かるよ♪ 香水の香りで。 それに…公園で…包まれた香りだしね」
そう言うと抱きしめられていた腕の力が強くなった気がした。
なんか今日の雪斗…可愛いかも☆
自然と綻ぶ顔。
思わずクスクスと笑った。
そうしたら案の定…
「笑うなよー…」
って拗ね気味に言われた。