俺様な彼氏
「夏休み、花火大会以来会ってなかったから…。 めちゃくちゃ会いたかったぁ!!!!!! てかあの時よりも更に可愛く、美人になってる〜!!!!!!」


ぉお…素晴らしい…。


息継ぎしましたか?ってくらいの猛スピードで語ってくれた…
紫葡。


ぅーん…


てゆうよりね?
亜鶴さん、紫葡さん…


「苦しい!! 離して!!!!!!」


二人共かなりキツくあたしを抱きしめてるんですよ!!


サンドイッチ状態がこんなにもキツいなんて…思いもしなかったよ…。


サンドイッチの具の気持ちが分かった気がします☆:(笑


…冗談言ってる場合じゃない!!


マジでキツくなってきた…


「…ッ」


ヤバ…酸欠かも…


と思ったところで解放された。


疲労感が一気に押し寄せてきたので椅子に座り込んだ。


ふぃ〜…


なんか…亜鶴と紫葡の甘々度がアップしてる気がするんですけど…気のせいにしておこう、うん。


息を整えているあたしを見守ってくれる心優しいクラスの皆さん。


あたし…いいクラスメートをもったな…。


なんか感激した。


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