俺様な彼氏
ガチャッ
屋上に着いたあたしは勢いよくドアを開けた。
生温い風が吹き付ける。
いつもジットリした感じではなく、カラッとした暑さなのでまだいい。
でも今日の風は………なぜか生温かった………。
辺りを見回して稜が来ていないのか確認してみる。
だが誰もいる気配はない。
まだ来てないのかな?
ガチャ…
静かに開いたドア。
屋上のフェンスに寄り掛かってドアに背を向けて空を眺めていた。
ゆっくりと開いたドアの方へと目を向ける。
ドキン…ドキン…
高鳴っていく鼓動。
振り返ったらそこには愛しい人の姿。
稜………。
自分からメールとかスルーしといていまさらだけど…今、物凄く抱き着いて、抱きしめてもらいたい…。
そして…あの時の真実が知りたい…。
今ならちゃんと受け入れることが出来る気がする。
だからあたしは決めたんだ。
ちゃんと言って、素直な気持ちを言葉にするって…。
「あの…」
一度深呼吸して口を開いた。
「待てよ、俺が呼び出したんだから俺の方が先」
続きを言おうとしたら遮られた。
屋上に着いたあたしは勢いよくドアを開けた。
生温い風が吹き付ける。
いつもジットリした感じではなく、カラッとした暑さなのでまだいい。
でも今日の風は………なぜか生温かった………。
辺りを見回して稜が来ていないのか確認してみる。
だが誰もいる気配はない。
まだ来てないのかな?
ガチャ…
静かに開いたドア。
屋上のフェンスに寄り掛かってドアに背を向けて空を眺めていた。
ゆっくりと開いたドアの方へと目を向ける。
ドキン…ドキン…
高鳴っていく鼓動。
振り返ったらそこには愛しい人の姿。
稜………。
自分からメールとかスルーしといていまさらだけど…今、物凄く抱き着いて、抱きしめてもらいたい…。
そして…あの時の真実が知りたい…。
今ならちゃんと受け入れることが出来る気がする。
だからあたしは決めたんだ。
ちゃんと言って、素直な気持ちを言葉にするって…。
「あの…」
一度深呼吸して口を開いた。
「待てよ、俺が呼び出したんだから俺の方が先」
続きを言おうとしたら遮られた。