俺様な彼氏

体育祭《開始》

とうとう、体育祭!!


体育祭日和な今日のこの天気、見てください♪


雲一つない、快晴ですよ☆


ここまでされるとやる気、でてくるんだよね〜。


腕をぐっと伸ばして軽く背伸び。


上半身、下着姿。
下半身、規定のジャージ着用。


そしてここは学校の更衣室。


こんなところからこんな格好で…申し訳ありません…。


いや、今一人だからね…。


ガラッ


一人、更衣室で騒いでいる?と勢いよく開いたドア。


慌ても隠しもせずにそちらを振り向く。


「あ…」


この人にこの格好は…

ヤバい…。


「………ッ」


この声になっていないものを発したのはあたしじゃないよ?


「キャーーー!!!!!!」


可愛らしく、興奮したある人の声が響き渡った。


あぅ…五月蝿すぎ…。
耳痛いよ…。


耳を手で押さえながらその声を発した人物を涙目で睨みつける。


「魅夜、可愛すぎ!! てかその格好、女子じゃなくて男子だったら襲われてるよ!? にしてもなんでそんな格好ではしゃいでんの? あたしも混ぜてよ!!」


マシンガントークをしてくれて、あたしの格好を見て興奮した…亜鶴に紫葡。


< 125 / 175 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop