俺様な彼氏
「ぉ、正解♪ よく理解してんじゃん☆」


雪斗…。
それ、かなり失礼でしょ…。


ハッキリ言わせてもらいます。


今、全国のブ男&普通の男&それなりに格好いい男を敵に回した。


まぁね?


雪斗は格好いいし可愛いからそんなこと言えちゃうんだろうけど…それでも言っていいことと悪いことの区別くらいはしようよ…。


なんだか今競技をしている男達が可哀相…いや、哀れに思えてきました。


ん?
てことは…


「稜って何番目?」


ふと思いついた疑問。


するとみんなに


「おまっ…正気か!?!?!?」


と鼓膜が破れるんじゃないかってくらいの大声で叫ばれました。


ぁ…耳キーンってなってる…。


耳を両手で塞ぎ、しかめっつらをしているあたし。


そんなに変なこと聞いたぁ?


「あ、魅夜の判断基準って壊れてるんだっけ?」


と失礼なことを言った亜鶴。


「いやいや、判断基準がないんじゃない?」


と酷いことを言う紫葡。


「俺、魅夜が分かんねぇ…」


とトドメの言葉を突き刺してくれた雪斗。


あたし…酷い言われよう…。


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