俺様な彼氏
『しょうがないから許してあげるょ』と言おうと思い振り向くと顔面強打しました。


「ったぁ…ぃ………」


鼻を押さえながら顔を見上げるとドSな俺様…いや、あたしの彼氏がいました。


冷や汗が流れていく気がする。


チラッと横目であたしの隣を見てみると惇祁は平然とした顔で稜を見ていた。


「魅夜ちゃん? イイ度胸してるじゃん。 彼氏放っといてほかの男といるなんて」


ニコニコ笑顔だが、目は笑っていない。


そこが不安を倍増させる。



き…


鬼畜俺様腹黒ドS大王様の降臨だぁぁぁあああ!!!!!!!!!!


果たしてあたしに輝かしい明日は待っているのでしょうか…?



「ご…ごめんなさいぃぃぃ!!」


とりあえず謝るだけでもしなきゃだよね!?


と思い謝ってみた。


だがあたしは忘れていた。


惇祁がKZY(空気全然読めない)なのを………。


「魅夜に彼氏!? あの゙男なんていらない"って言ってた魅夜に!?!?!? 天変地異の前触れ!?」


たしかに言ったよ?


だけど!!


天変地異の前触れ!?ってのはいくらなんでも失礼でしょ!!!!!!





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