俺様な彼氏
「一週間後に研修旅行があるらしいよ☆ 班は好きに決めていいって噂だからみんなこんな感じなんだよ」


へぇ…研修旅行なんかあるんだ。お疲れ様…。


って…んん?
クラスが浮かれてるってことはもしかしなくても…


「あたし達、一年が?」


疑問に思ったことを聞いた。


そうすると一瞬、キョトンとした顔をしてすぐに


「そうに決まってんじゃん☆」


と笑顔で返された。


そぉですか…。
にしても亜鶴、テンション高いよ…。


若干笑顔が引き攣る。


「班は4・5人で作るんだって☆ ね、一緒になんない?」


え…。


「いーの!?」


笑顔が溢れる顔になったあたし。周りの目は一切気にしてない。


「もちろん、最初からそのつもりだったし☆ てか魅夜、その笑顔はヤバすぎっ」


ほぇ?
…何が?


亜鶴の言っている意味が分かりません。


「これだから…」


とかなんとかブツブツと独り言を言い出した亜鶴。


ぅーん…、どぉしたんだろ??


たまに独り言を言っている亜鶴が分からなくなる…。


< 43 / 175 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop