俺様な彼氏
「なっ…!!!!」


てか!
流されてる場合じゃないよ!!


キーンコーンカーンコーン


ゲッ!!
5時限目の始まりのチャイム、鳴っちゃったよ!!


「ちょっ…稜! ここに引っ張ってきてなんの用!? 授業始まったじゃん」


いや、あたし的には授業サボりたかったから別にいいんだけど…


「俺の言いたいことの方が先」


と口角を不適に上げて俺様発言をする稜。


なんてゆう自己チュー…。


どうぞ…という感じで話を促したあたし。


「━━━俺が全部


 おまえの初めてを


 うばってやるよ━━━」


最高に意地悪な微笑みを浮かべながらヤツは言った。


「…ッ━━━


そんなことあってたまるかー!!」


授業中だということもすっかりキレイに忘れてそう叫んだ━━━。


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